7月21日(水)
ルーラ大統領は十九日、広告業者が市民を対象に実施した「自助努力キャンペーン」で、ブラジルが抱える問題で政府が解決できるのは半分、残り半分は国民自身が解決すべきで、そのためには家族の団結が特に必要だと発言した。ブラジルには問題が起これば政府が解決してくれるとする強い依存心がある。歴史的に無気力な国民を育てる環境をブラジルは放置してきたと大統領は訴えた。
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サンパウロ州警察は十八日、中国人マフィア三人を恐喝罪の現行犯で逮捕した。三人組は武装して自営業のウー(29)さんの自宅アパートを訪れ、頼みもしない警備料の支払いを強要した。ウーさんの兄(32)はレストランを経営し、同三人組の被害に遭ったことがあるので警察へ通報した。直ちに駆けつけた警察は、アパートの廊下で三人組を取り押さえた。
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八十歳の女性が十九日朝、サンパウロ市西部ピニェイロス区の交差点で市バスにひかれて死亡した。事故当時雨が激しく降っており、被害者は傘をさしていたため右折したバスに気づかなかったのではと目撃者は話している。運転手は過失致死の容疑で逮捕された。
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十八日夜、サンパウロ市南部ヴイラ・サンタ・カタリーナ区で二十四歳の男が元妻を銃撃した。弾は腹部に二発、足に一発当たり、元妻は重体。男は三歳の息子を連れて行こうとしたが元妻が渡さず、口論の末の悲劇となった。
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サンパウロ市中央区グスモンエス通りで十九日朝、十九階建てマンションの十階部分で火災が発生した。住民約七百人が階段を駆け下り一時騒然とした状態になったが、けが人はゼロ。はしご車三台を含む消防車六台が出動、同通りは四十五分間通行止めに。同日夜時点で出火原因は不明。同マンションは十分な防火対策が施されていなかった。