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ソフトウェアで農牧管理=出産頭数増え、肉質も向上

7月21日(水)

  【エスタード・デ・サンパウロ紙七日】マット・グロッソ州カシランジア市のセルジオ・X・ピメンテル氏は農大卒業後、父の牧場千五百ヘクタールを引き継ぎ、ソフトウエアを使った農牧管理を始めた。
 牧場に種牛が千二百頭、その他牧牛が二千頭いる。各牧牛の遺伝子管理により人工授精や計画出産、飼育期間の縮小、肉質の向上に取り組んでいる。種牛を頂点に系統別に家系を整理し、性別、年齢、品種のDNA、肌の状態、精子と受精状況、分娩状況、哺乳状況、離乳状況、肥育状況、重量の記録と日誌を作成する。
 人工授精は一、二月に行い三、四月は隔離する。五、六月に受精。七、八月隔離。九、十月受精。十一、十二月隔離。年三回、人工授精を実施している。最近は一日に一定時間を置き、三回人工授精を試みている。
 次は精子の種類別管理、鑑札管理、ワクチンの効能と成果、獣医の定期訪問の記録も行う。父親の時代は同数の種牛から二百四十頭の子牛を得たが、現在は六百から七百頭が生まれている。他に肉質の向上も成果が大きい。