7月14日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙四日】ブラジルでいま、教育産業が注目されている。基礎教育ではなく、専門家を特訓する英才教育で、ビジネススクールのこと。大手企業の最高幹部を定年退職したベテランが講師として名を連ねている。
ブラジルには年功序列や終身雇用の土壌はなかった上、企業経営の考え方が米国方式の短期決戦型に近づきつつあるのは事実のようだ。ビジネススクールが授ける知識は広く深い。別の見方をすれば、弱肉強食の世界。生きることは戦いと、特訓をする。
IT時代には新しいサービスが、毎日のように登場し新しいコースが生まれる。そしてビジネス化が行われ、ビジネススクールは新ビジネス発祥の地に早変わりするといわれる。ビジネスの町、ボストンでありテキサスなのだ。