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日本から福本八段ら=ブラジル剣道大会に=理念も指導

7月9日(金)

  南米剣道連盟(玉置正会長)とブラジル剣道連盟(山田法夫会長)は、十八日午前八時から「第二十二回ブラジル剣道大会・第十三回南米剣道大会」を行なう。
 総選手数は三百六十人で、アルバ、チリ、コロンビア、エクアドルから約二十五人が出場する。アルバとコロンビアは初出場となる。団体は、二段までが二十四チーム、三段以上が十三チーム出場する。また、試合には参加しないが、ベネズエラとウルグアイから代表者が一名ずつ来聖する。
 日本からは福本修二範士八段、西出功教士八段、伊藤知治教士八段が大会視察に訪れる。大会に先駆けて十六、十七日には、同会場で三人による講習会、講話、昇段審査が開かれる。
 十七日午前八時半から九時半までの「剣道についての講話」は一般参加も可。また三人は、十七日午後二時からの昇段審査会で審査委員長・審査委員を務める。山田会長は「三人の来伯により技能だけでなく理念も伝えていただける」と期待を寄せている。
 十八日の大会は、在サンパウロ総領事館主催の日本週間の催しの一つに組み込まれており、午前八時からの大会開会式には石田仁宏総領事が出席、挨拶する予定。
 今年五月、橋本龍太郎元総理から同連盟に剣道防具と稽古着一式が送られ、総領事館で贈呈式が行なわれた際、石田総領事はブラジル及び南米での剣道普及に「協力をする」と玉置会長、山田会長らに話している。今大会への出席で、総領事はその約束を果たすようだ。
 山田会長は、総領事館や日本からの協力を受けて「大事に剣道を守っていかなければ」と話している。
 入場無料。駐車場あり。
 会場は、CONJUNTO DESPORTIVO BABY BARIONI(Rua Germaine Burchard n゚451―Agua Branca)(バーラ・フンダ駅から約1、5キロ)