7月3日(土)
グアルーリョス市でエリオ・S・ゴウラルト元軍警曹長(三八)は三十日午後、玩具店で武装した十人組にアウジ車へ押し込まれ、拉致された。通報を受けた軍警部隊は、同市サンパウロ区で同車を発見、十人を逮捕。同元曹長は犯行現場から一味の借家へ連れて行かれ、麻薬密売組織を当局へ告発したとして、拷問のうえ殺害されていた。一味は手足の指をハンマーで打ち砕き、耳を切り落とし、頭部に二十三発を打ち込んだ。
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フランシスコ・R・シウヴァ(四一)はニンニク売りの姿をしてリュックに三八口径のピストルを隠し、サンパウロ市ピニェイロス区の交差点で渋滞待ちの女性運転手をもっぱら狙い、携帯電話や現金、装身具を奪っていた。周囲の運転手は気付かなかったという。C・アルコベルデ通りで一日午後七時半、結婚指輪を引き抜いているところを現行犯逮捕された。
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サンパウロ州リベロン・プレット市で一日、一歳四カ月の赤ちゃんを置き去りにし、中古品店から電子レンジを盗んだ母親が逮捕された。母親は同店主に水を頼んだすきに、赤ちゃんを放置、ベビーカーに電子レンジを積んで持ち去った。赤ちゃんは施設に入れられた。
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日曜日にパウリスタ大通りで実施される歩行者天国が好評で、年末までの続行が決まったが、中には快く思わない人達がいる。マスピ下で商う骨とう品市の主人たちだ。歩行者天国には平均一万五千人が集まるが、同市の売上は五〇%以上も減少。なじみの客が混雑と駐車場不足を嫌って、脚を遠ざけたため。骨とう品市は日曜の午前十時から午後五時まで、二十五年前から続いている。