7月2日(金)
サンパウロ州との境界に近い、マット・グロッソ・ド・スル州を走る国道262号線の21キロ地点で三十日朝、十三人の農業作業員を乗せたバスがタンクローリーと衝突、七人が死亡した。タンクに積載されていた軽油が爆発、両車両とも黒焦げになり、発生した火災の熱で送電線が溶解、同地域は一時停電となった。バスのタイヤが破裂、運転手がコントロールを失ったのが衝突の原因とみられている。
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サンパウロ市西部バラフンダ区で書店『サライーヴァ』本店に押し入って、現金一万六千レアルと小切手四十二万一千レアルを盗もうとした男二人が三十日、逮捕された。強盗二人は五千レアル分の硬貨をカバンに詰めて運ぼうとしたが、あまりにも重くて手間取り、警備員に不審に思われ警察に通報された。
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大サンパウロ市圏カジャマール市の警察の留置場で三十日未明、トンネルを使って収容者十八人が脱走した。同留置場は定員二十四人のところに百九十二人が押し込められていた。事件当時、当直の警官は六人。三十日午後四時時点で、十五人が再拘束された。
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二十九日の電信庁(Anatel)発表によると、二日から固定電話の通話料金が平均六・八九%、基本料金と公衆電話からの通話料金が七・四三%値上げされる。市外通話は三・二%の値上げ。国際通話料金は八・二%、新規回線取得料金は二〇%安くなるという。
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三日には州間バス、国際バスの料金が平均で五・二%値上がりし、年間一億四千万人に上る乗客が影響を受ける。サンパウローリオ間の料金五十レアルは五十二・六レアルとなる。昨年には一七・四八%値上げされたばかり。