JICAのシニア・ボランティア五人(平成十四年度派遣、サンパウロ管内)が三十日、二年間の任務を終え、帰国の途に就いた。
聞くところによると、老人ホームに張り付くタイプは、最近、敬遠されつつあるらしい。
例えば、日本語関係なら研修会やイベントで、各地に足を運ぶ。うがった見方かもしれないが、ブラジルの生活を楽しむこともできる。
老人ホームに配属されれば、易々と現場を離れられない。介護を必要とするお年寄りは二十四時間体制で、見守る必要があるからだ。
以前JICAに質問をぶつけたら、機関・団体が限られているという回答だった。問題はもっと、ほかのところにあるような気がしてならない。 (古)
04/07/01