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東西南北

6月29日(火)

  四月十五日にリメイラ市の自宅で誘拐犯三人によって拉致された年金生活者のアントニア・L・モレイラさん(七二)は二十五日、ドン・ペドロI国道で遺体となって発見された。死亡日は二十四日、死因は餓死。一味は犯行後、二十五日間にわたって身代金を要求した。小工場を経営する被害者を資産家と勘違いしたとわかり、身代金を値下げしたが、家族は支払いに応じなかった。
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 ファリア・リーマ大通りからピニェイロス区を牙城に夜から早朝にかけ、バイクに乗って通行者を襲い金品を強奪するブラジル版暴走族が摘発された。手口は、狙いを定めた被害者を一人づつバイクで囲み、携帯電話や装身具、所持金などを巻き上げる。犯人二十人のうち五人が二十六日朝、現行犯で逮捕された。十五人は逃走したが、警察は不審者を多数留置している。
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 マット・グロッソ・ド・スル州とパラナ州で過去十一カ月間に連警が押収した大麻やコカインなどの麻薬八十五・五トンが二十五日、リオ州ヴォルタ・レドンダ市にある国立製鉄会社の溶鉱炉で焼却処分に入った。バストス法相とラセルダ連警総監が焼却を開始。すべて焼却するまでには三、四日かかるという。これほど大量の麻薬の輸送費は明らかにされていない。
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 サンパウロ市でタクシー運転手が三時間に一人の割合で増えている。タクシーの台数は三万二千七百六十六台と変わらないが、〇一年の条例により一台当たり運転手を二人登録できるようになってから、タクシーの営業時間とキロ数が増えた。二人目の運転手は、〇三年の七百六十人から〇四年には三千七百二十四人へとほぼ五倍になった。サンパウロ市はメキシコシティー、ブエノスアイレスに次ぎ、世界で三番目にタクシーが多い。