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8歳のエリカちゃん金賞=『家の光』世界こども図画コンテスト=ブラジルの子どもは感性豊か

6月26日(土)

  社団法人・家の光協会主催で日本で開催された「第十二回世界こども図画コンテスト」で、ブラジルの日系児童が描いた絵が金賞となり、世界から寄せられた四万点余の絵画の頂点を射止めた。
 金賞となる絵を描いたのはエスペランサ学園(佐藤恵子園長)の鈴木エリカさん八歳(二世)だ。他に、銅賞をタンポポ学園の江上リサさん(8つ)とエスペランサ学園の国枝アレシャンドレ・ノボルくん(13歳)が、特別賞を沖縄学園の新垣フェルナンデス・ヒデキくん(11)が、それぞれ受賞し、ブラジル日系子弟の能力の高さを立証した。
 二年前にもエスペランサ学園のイザベラ・ケイコ・クリヤマさん(当時11)が金賞を受賞している(本紙・二〇〇二年八月二日報道)。賞の盾とメダルは六月十四日、イタペセリカ・ダ・セーラ文化体育会館で行われたブラジル農協婦人部連合会(ADESC)の第十一回親睦会で、家の光協会から派遣された保尾恵美子さんから受賞者に手渡された。
 第一回目から連続してブラジルの子供たちの絵を送っているADESCの上芝原初美会長は「今年のテーマは『友達』でした。千点を越える作品の中から二百八十点を選んで日本に送りました(本紙・O三年十月十七日報道)。今年も世界五十七カ国から四万点余りの応募があったそうです。ブラジルの日系子弟たちの感性の豊かさがこのようなすばらしい結果となっているのでしょう。そして、指導される先生がたの力量の高かに敬意を表したいですね」と述べている。
 エスペランサ学園で子供たちに絵を教えて七年になるという五木田綾子先生(二世)も金賞に値する功労者だ。