6月17日(木)
路線バスの車掌ジョゼ・シウヴァさん(三五)は十四日午後九時半、グアルーリョス市パウロ・ファキーニ大通りで勤務中、強盗に襲われた妊婦をかばって殉職した。強盗はバスの前部席に座っていた子供(七)と妊婦、運転手を拳銃で脅した。シウヴァさんも拳銃を抜いて構えたところ、強盗が発砲した。シウヴァさんは腹部、続いて胸部と頭部へ被弾した。
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サンパウロ市東部タトゥアペー区のバールで軍警のカリマン容疑者(四二)は十四日午後九時ごろ、銃で店主を脅して二千二百レアルあまりを盗み、逃げる際に後を追いかけてきた三人の青年に発砲した。うち一人はパトカーを見つけ事件を通報、同容疑者は逮捕された。その時警官は通報者に尋ねた「本当に彼がやったのか?警官だぞ」。カリマンは同じ署の同僚に捕まってしまった。
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ブラジルのフランチャイズ・システムは三万人の雇用を生み、年商三百億レアルを売り上げて米国と日本に次ぐ世界第三位の盛況を誇っている。フランチャイズ協会(ABF)は六月十六日から十九日(午後一時から八時)まで、ITMexp(ビラ・レオポルジーナ区ロベルト・ズコロ大通り、五五五番地)でフランチャイズ展を催す。入場料は二十五レアル。
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コルプス・クリスチの祝日に全国で四十四人が交通事故で死亡、五百四十一人が負傷した。昨年は四十七人が死亡、負傷者は四百九十人だった。
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大サンパウロ市圏九百万人に上水を供給するカンタレイラ複合貯水池の水位が過去数カ月間で最も高いレベルである全水位の二四・八%にまで回復、昨年八月の水位を超えた。五月の雨量が例年を四七%上回ったため。六月も雨量は例年の三五%増。この雨のおかげでアルト・コチーアを始め他の貯水池も軒並み水位が回復している。