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サンベルナルドでも移民祭=中崎さんを表彰へ

6月17日(木)

 サンベルナルド・ド・カンポ日伯文化協会連合会(波多野幸夫会長)と同市市議会は、「第二十三回サンベルナルド日本移民祭」を、十九、二十日に行なう。十九日は午前八時より瑞穂球場で記念ゲートボール大会、午後七時より市議会で記念式典と記念祝賀パーティー、二十日は午前九時半より市立カシルダ・ベッケル劇場で記念演芸会が催される。
 市議会主催の記念式典では毎年日系コロニアに貢献した日系移民を一人選出してジョン・ラマーリョ章を授与している。今年は長年日本人会や老人会の役員を務めてきた中崎儀美さん(77)に同章が贈られる。中崎さんは「たいして日本人会を世話したわけではないが、年の功でいただけると思っている。感激です」と話した。また、九十歳以上のお年寄り二十二人が高齢者表彰を受ける。
 記念演芸会では五十四組がカラオケ、舞踊を披露するほか柔道、体操、太鼓などのデモンストレーションも行なわれる。
 南洋行市議会議員が「サンベルナルド市議会では毎年の移民祭開催を法律で定めている。日本移民を表彰するためです」と話すと、本藤利ブラジル・ゲートボール連合会長は「日本移民の努力のおかげで今があるということを感謝する催しです」と説明した。
 波多野会長は「毎年みんなに手伝ってもらって、後に続く世代に日本の文化を教えていきたい」と語った。
 また同市議会は、五十年以上柔道の道場を続けてきた管信夫さんにサンベルナルド名誉市民権を授与。二十五日に贈呈式を行なう。