6月15日(火)
第二十五回ブラジル錦鯉品評会(十二、十三日、イビラプエラ公園日本館)でカルロス・シリーロさんの昭和三色(65部 ※部=センチ)が二年連続の総合優勝を飾った。通算四回目の優勝は歴代二位の実績。
品評会は、全日本愛鱗会ブラジル支部・ブラジル錦鯉愛好会(尾上久一会長、尾西貞夫実行委員長)の主催、サンパウロ州体育観光局、サンパウロ市役所とブラジル日本文化協会後援。
今年は二十五回という節目にあたり、全日本愛鱗会から加藤柾男会長、池田早正審査委員が来伯、審査や指導に務めた。品評会には会員が丹精こめて飼育した三百三十七尾が出品され、研を競い合った。
十二日午前九時半からの開会式には、石田仁宏サンパウロ総領事、石田隆介国際協力機構サンパウロ支所次長、羽藤ジョージ、ウイアン・ウー両市議、野村アウレリオ元市議、上原幸啓文協会長、中沢宏一県連会長、酒井清一援協副会長、池崎博文リベルダーデ文化福祉協会会長、高清オザスコ文化体育協会会長ほか多数の来賓と会員、愛好者などが出席した。
今回は尾上会長が病気のため尾西会長代行が実行委員長。式典は、まず、尾西実行委員長のあいさつ、続いて、尾上会長のあいさつ文を渡部史朗副会長が代読した。
加藤全日鱗会長が祝辞を述べ、ブラジル支部の活動を高く評価し、「錦鯉は平和と友好のシンボルである」と強調した。
続いて、加藤会長にサンパウロ州体育観光局と日伯議員連盟(小林パウロ会長)から感謝のカルトン・デ・プラッカ、サンパウロ市議会からは記念プラッタが贈られた。
石田総領事、上原文協会長が祝辞を述べ、品評会を祝福し、表彰式のあと、会場のテープカットが行われ、来賓は「泳ぐ宝石」錦鯉の優雅さに魅せられた。
十二日は昼ごろから雨になったが、十三日は天候に恵まれ多数の市民が鑑賞、錦鯉ファン層を拡げた。
品評会の収益の大半は、日本館のフィルター清掃費用などに寄付された。