6月15日(火)
ブラジル鬼木東洋医学専門学校(奥田エルザ校長)は十九日を「格安治療の日」に定め、通常三十レアルのマッサージ代を当日券で十レアル、前売り券で八レアルとする。午前八時半から午後三時までで、治療時間は五十分。今回で二十三回目の格安日となる。
一九九〇年、鬼木市次郎さん(92)が開校。十三歳で視力を失った鬼木さんは盲学校に通った経験から、視覚障害者を積極的に同校に受け入れ、彼らの社会的自立を促している。
現在、百二十九人の生徒が在籍、うち二十六人は何らかの視覚障害を抱える。在学期間は二年で修了すると、サンパウロ州政府からマッサージ師の資格が与えられる。
「資格を持たずにマッサージ業務を行なう人が増えていますが、きちんと勉強しているわれわれとの違いを体験してもらえれば」。副理事長の鬼木結子さんは力を込める。
また、同校では七月二十六日の新学期開始を前に、新入学生も募集している。
問い合わせ先11・6684・0589/11・6091・9431(専門学校)。住所Rua astorga 1019。