パラナの日系人は「小異を捨てて大同につく」のであろう。役員たちの予告どおり、パラナ文化運動連盟(旧北巴運動連盟)とパラナ日伯文化連合会は、移民百年祭事業を進めるのを機に合併をする。すでに『アリアンサ&リーガ』という広報誌を発行している。アリアンサは連合会、リーガは連盟の略称だ。
パラナを代表する二大団体が合併するというのはたいへんなことだ。新しいものを生むにはエネルギーが要る。両団体の指導者たちは、事業をするうえで、何が肝要かを柔軟に考えることができたのである。
新しい広報誌(第二号)は十二ページ建てで、八ページがポ語、四ページが日語だった。いずれ日語は消えていくかもしれない。現在のところ、会員・読者を意識した結果がこうした配分になったのだろう。(神)
04/06/12