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ソフト開発の若者集団=カンピーナスバレーが奮闘

6月9日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙九日】サンパウロ州カンピーナス市のソフトウエア専門各社は、新進の若い技術者を次々採用して技術開発に余念がない。特許新案は、年々一〇%の割合で増えている。会社の収益も確実に増加している。
 若い技術者の月収は最低三千レアルが相場。業界は技術者不足に悩むようになるのも時間の問題と見ている。企業経営者は、米国のシリコンバレー進出を目標とし、米国進出がブラジルへの本当の貢献になると信じている。
 FTAA(米州自由貿易圏)は、靴やコーヒーなどの有形商品には必要だが、ソフトウエアには関係がないと考えている。ソフト開発のために多くの起業家は、米国人投資家から研究資金を供与されている。
 カンピーナス市のソフトウエア開発企業は、国際ソフト市場への参加モデル・システムを考案した。企業連合を組織して、米国の顧客をコージネートするというアイデアだ。すでに海外で米国の三件を含めて六件の契約を締結した。
 〇五年の予定表は、半分契約済みとなっている。企業連合の利点は顧客の注文に対し、あらゆる角度からそれぞれの企業が得意分野とするサービスを提供できることとされる。