6月9日(水)
第二回ブラジルYOSAKOIソーラン大会(飯島秀昭実行委員長、七月十一日開催)の全体会議が六日、サンパウロ市で開かれ、参加が決定している二十一チームの代表者ら約四十人が集まった。
当日のプログラム、上演順番が決定。入場者から集められる食料品の寄贈対象団体や、ブラジルYOSAKOIソーラン大会独自のロゴマークも合わせて発表された。
今大会には二十一チーム(キッズ六チーム、アダルト十五チーム)が参加、踊り手総数は七百人となり、前大会の十二チーム、三百五十人から大幅に増えた。
飯島実行委員長は開会あいさつで、「バストスや、カンポ・グランデなど、私の予想を越える(遠い)地域からの参加もあり、大きな反響に驚いている」と感激した様子で話した。
大会当日は正午から「街は舞台だ」という大会のテーマに添ってイビラプエラ公園で各チームの演技が披露される。午後五時から同体育館内で審査競技に移る。各チームの持ち時間は入退場含め五分となる。
琉球国祭太鼓チームの上里利彦さんは「大会をとても楽しみにしています。沖縄文化だけじゃなく、日本の文化も表現できるように踊りたい」と意気込みを語る。
当日の入場料は、保存の利く一キロの食料品。集められた食料品は、希望の家、憩いの園、こどものそのの三日系団体に寄付される。非日系三団体にも寄付されることとなっているが、どの団体に寄付するかは、まだ決定していない。
ロゴマークには二百点近い応募があり、五月二十六日にサンパウロ市で開かれた実行委員会会議で決定し、この日発表された。決定したロゴマークは浜崎マルセリーノさんの作品に、大会実行委員長が「Yosakoi Soran」の文字を付け加えたもの。
「YとSの頭文字で人が踊っている様子を表現しました。後ろの絵は、鳴子をイメージしたものです。それに飯島さんの書いた文字がとてもよかったので、それを付け加えました」と浜崎さんは説明した。
また、予算、スポンサー寄付の現状について、「多くの有志から寄付を頂いています。大会は、みんなで作るイベントなので、このように一人でも多くの方が額の大小に関係なく寄付をして、運営に協力して下さるとうれしく、ありがたいです」と実行委員会のメンバーは語り、さらなる支援と協力を求めた。
大会に関する問い合わせは電話11・287・4199(実行委員会事務局)。