6月9日(水)
【日系ジャーナル】パラグアイのラ・コルメナ市は故・笠松尚一元市長への敬意を表し、同市内の通りを「笠松尚一通り」と命名。五月十五日、市長から笠松氏の長男、信吾さんに記念プレートが手渡された。式典には大使、JICA所長、市長、日本人会連合会長、コルメナ日本パラグアイ文化協会長らが出席。警察、軍隊、そして多くの市民が見守る中で挙行された。
香川県出身、パラグアイ日系社会の重鎮だった笠松氏は三六年、ブラジルのアリアンサ移住地からパラグアイ最初の日本人移住地ラ・コルメナにブラジル拓殖部のパラグアイ拓殖部測量主任として赴任。ブラジルからの転住者を受け入れる体制作りに貢献した。
アスンシオン日本人会長、日本人会連合会長、日本商工会議所会頭、老人クラブ連合会長、日本都道府県人連合会長などを歴任。八一年、日本政府から勲四等瑞宝章を受勲している。