ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 7月まで断水なし=降雨増と消費減で安全宣言

7月まで断水なし=降雨増と消費減で安全宣言

6月5日(土)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二日】「七月まで断水の心配はありません」―。サンパウロ州水道局は一日、安全宣言を発表した。これで水不足は解消される。
 サンパウロ市の北部、中心部、東部、西部と州内十都市に給水するカンタレイラ複合貯水池の水位が二一・四%に達したことから今回の安全宣言となった。これにより、長期間空を見上げながら断水の心配をしてきた市民はホッと胸をなでおろしたところ。
 水位上昇の原因は五月の降雨量が百二十七・四ミリと、例年平均の八十六ミリに比べ四七・七%増となったため。また寒波の襲来で、水の消費が全般的に一〇%減少していることも要因となっている。