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桜植樹記念碑を除幕=移住者協会uspで=三菱商事に感謝=孫ができたら花見に来たい

6月3日(木)

 ブラジル・ニッポン移住者協会(小瀬真澄会長)は「戦後移住五十周年記念碑除幕式」を、一日午前十時よりサンパウロ大学体育学部で行い、来賓や同協会関係者、サンパウロ大学関係者ら約四十人が出席した。
 昨年、同会は戦後移住五十周年を記念し、記念式典を行ったほか「ブラジルよ、ありがとう」との思いを込めてサンパウロ大学構内に桜とイッペー約千八百本を何度かに分けて植樹してきた。その際、三菱商事(株)は千本の木を買い取って同協会を支援した。記念碑は石畳が敷かれたプール脇のスペースに建てられた。おおよそ「戦後移住五十周年を記念し日本のシンボルである桜を贈ります」と文字が刻まれ、数本のユキワリザクラが碑の周辺に植えられている。
 植樹作業が終了した今回、日伯両国の繁栄と木々の成長を願って記念碑除幕式と記念植樹が行なわれた。
 除幕式は菊地義治氏の司会で進められ、初めに小瀬会長が「三菱商事の好意により、こうして記念碑を建てることが出来ました。移住者協会で管理して、ここがUSPの記念公園となるように頑張っていきます」と挨拶した。来賓の上原幸啓文協会長や工藤章三菱商事中南米代表、谷ゴウ同大学体育学部教授、杉本麗名副領事らが次々に挨拶した。
 記念碑除幕の後、記念碑の両側に桜(ヒマラヤザクラ)とイッペーが一本ずつ植樹されて、カクテルに移った。
 出席者は「ブラジルが大好き。とても大らかで私たちを温かく迎えてくれた。少しでもこの思いを残していけることがうれしい。孫ができたら花見に連れて来たい」と話した。