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「ハルとナツ」=ブラジルロケ、始まる=伯字紙注目、エキストラ感激

5月27日(木)

 NHKドラマ「ハルとナツ」のカンピーナスロケが先週から始まっている。「メタモルフォゼス」「ツルマ・デ・ゲット」など人気ドラマを手掛ける大手製作会社カザ・ブランカが制作に参加。エキストラだけで「約千人が出演する」大型ドラマになる、などと報じた二十六日付フォーリャ紙はその文化蘭で、収録現場の様子を伝える写真を大きく取り上げた。
 ドラマ支援委員会の神戸保事務局長によると、同紙の写真は、東山農場ではなくセッテ・ケダスにある農場での撮影風景。「ハルの家族が、最初に配耕されたコーヒー園から夜逃げするため、トラックを待っているところ」。
 すでに公募で選考されたエキストラを使ったシーンも撮影されている。コロノに向かう移民たちを描くため、駆り出されたエキストラは二十六人。朝五時半頃の設定であっため、サンパウロ市からの出演者は前夜から泊り込みでメイクや衣装合わせといった支度に掛かった。
 「初対面の人がその場で家族を構成して、演技に入った。みさなん、感激の体験だった様子。後日、『面白かった』とか電話を頂いたりしましたね」と、神戸事務局長は語る。
 エキストラは四月二十四、二十五日に行われたオーディションで選ばれた人たちだが、「もう呼び出されたいと思って諦めている方には朗報があります。六月末から七月初めまでの間、逐一、連絡させてもらうことになりました。待っていてください」。