5月26日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙、フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十五日】コスタ保健相は二十四日、連警のヴァンピーロ(吸血鬼)作戦の捜査により発覚した、保健省をめぐる汚職に関わった疑いがあるとして、さらに十人の職員を更迭した。
二十五日発行の官報には十人のうち八人の名前が掲載されている。更迭された職員の中には、〇三年七月まで元保健省資材・物流管理局長官だった、保健基金のムース事務局長が含まれ、五人は現在、衛生監督庁(Anvisa)の職員。全員が汚職に関与した確証がないため、十人の更迭を「事前処置的」なものと同相は評価した。先週には十五人の高官が更迭されている。
コスタ保健相は二十四日、物流管理局の新体制について議論した。同局は統一医療保健システム(SUS)に配給する医薬品の入札を仕切る保健省の要の部署。同相は同局を汚職に対して「強い」部署に変えたい考えだ。二十一日に同相は統括管理局の職員数名に物流管理局も監督するよう要請した。二十五日から、二〇〇三年一月以降に保健省が実施した入札はすべて監査局でチェックされる。九八年以降に保健省が購入した物すべても監査することを同相は決定した。