コラム
さきごろ、自分史『雑草の如く生きて』の第四刷、改訂増補版を出した後藤留吉さん(九六、カンピーナス、梅園経営)が、今度はポ語版第二版『Como uma erva Silvestre』を本にした。
日本に出稼ぎに出掛け、犯罪を犯し、刑務所で服役している日系ブラジル人に読んでもらえれば、といっている。後藤さんは服役者たちが所内で本を読みたいが、日本語のばかりで困っている、ポ語の本があれば、と伝えられたのを記憶していた。
「私のような無学な者が、ブラジルにただ一人来て、いかに生きてきたか。かれらは私の生き方をどう受け止めるか」、これは後藤さんの関心事でもある。無償で提供されるので関心のある人は連絡を。(神)
Tomekiti Goto
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