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東西南北

5月25日(火)

  中国訪問中のルーラ大統領とマリーザ夫人は二十三日午後、シュラスカリーア『北京ブラジル』で結婚三十周年記念を祝った。このレストランは十年前に食肉加工メーカーのサジーアが中国で初めて開業した。二人はブラジル人の店長から花束と陶磁器を受け取り、昼食後『夏の宮殿』を散策した。
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 サンパウロ市ペルジーゼス区の両親殺害事件で被告となっている息子のジル・ルガイ容疑者は弁護士を通じて、犯罪研究院(IC)の鑑定書の無効を求める訴えを起こした。弁護士は鑑定書が事件の三十八日後に作成されたもので、火薬反応は法的効力がないと異議を申し立てた。鑑定書によれば、事件現場にあった足跡や靴跡がジルのものと合致。指に残る火薬反応も合致するので被告は事件当時現場にいたと判定していた。
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 マット・グロッソ・ド・スル州カンポ・グランデ市で二十二日、販売員の青年(二五)が駐車場警備員を殺害した容疑で逮捕された。被害者は六カ所をナイフで刺されており、同容疑者は連続殺人鬼が登場する映画、『パニコ』を真似てマスクをかぶり、犯行に及んだと供述した。事件がテレビで報道されると、同じように殺された被害者を知っていると多くの人が局に通報してきた。
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 ブラジル北東部で海の事故が相次いでいる。二十二日未明、パラー州マラジョー諸島近海で小型船が転覆し、サンタ・マリア市でショーをする予定だったバンドのメンバーを含む計五人が溺死した。同日午後には、セアラー州大レシフェ圏のピエダーデ海岸で、女子大生(二四)がサメに襲われて右太ももに大怪我をする事故が。二十三日午後には同じ海岸で、男性が左手と左足をサメにかまれる事故も発生。男性は海岸線から十メートル沖にいたという。