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各種公共料金値上げ=所得減少に手痛い追い討ち

5月19日(水)

  【アゴーラ紙十六日】前年比で所得が二・四%減少しているのに、この先三カ月の間に各種公共料金の値上げが待ち構えている。
 先陣を切るのは固定電話料金で、値上げは六月にも実施される予定。値上げ幅は過去十二カ月間の総合物価指数(IGP―DI)を基に算出され、五月までの同指数は五・七一%。
 七月には電気料金と自動車道通行料金が値上げの見通し。電気料金は過去十二カ月間の総合市場物価指数(IGP―M)を基に電力庁が値上げ幅を定め、八・五%が予定されている。通行料金の値上げは同指数を基に算出、五月時点のそれは五・三八%で、値上げは七月一日から。国際原油価格の高騰から、ガソリンのスタンド価格も七月には六・五%上がるのではと、経営コンサルタントのファントーニ氏は予測する。
 八月は水道料金の番。値上げ幅は未定だが、サンパウロ州水道局は昨年、約一九%の値上げを実施している。