エコノミーア

5月19日(水)

  卒業記念祝賀会のシーズン到来で消費者保護団体が、イベント業者との契約について主催者に注意を促している。通常イベント契約は、一年前に行われる。インフレが鎮静したいまでも、トラブルは絶えない。予定日が迫って業者を探すと、予算は倍加する恐れがある。料理の品数が少なかったり、会場は駐車場がなかったり、辺ぴな分かり難い所だったりする。
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 芝生販売のグリーングラス社は、サッカー・ビジネス不振でサッカー場向け芝生の売上が大きく落ち込み、ゴルフ場に需要の王座を奪われたと発表。かつて一世を風靡した足のスポーツは、投資の対象から遠ざけられた。十五年前はサッカー場用の芝生が、需要の八〇%を占めたが今は二〇%。ゴルフ場が五%から五〇%へ伸び、資産家のスポーツが投資の対象として浮上した。
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 中国へ輸出した大豆は食用と種子用が混合されているため、中国政府はブラジル産大豆の輸入を禁止した。カーギルを初め、ノーブル、トレヴィサン、ビアンキーニなど輸出商社四社がリオ・グランデ港から積み出した輸出大豆に、化学処理を施した種子用大豆が混じっていた。中国はブラジル産大豆の上顧客であるため、農務省は品質管理がずさんな四社の輸出許可証を取り上げると発表した。
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 スーパーの買い物に食品や衛生用品の他、花の購入が急増し注目されている。いままで花の販売額は小さく、スーパーも力を入れていなかった。〇四年はスーパーの花の売上が、国内の花取引の二三%に達した。またCEAGESPで販売される花が、国内の花取引の四〇%に相当する。残りは、インテリアや輸出向けとなっている。