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東西南北

5月13日(木)

 公金横領疑惑をかけられ、外国に巨額残高の銀行口座を持っていたという証拠まで発覚しているパウロ・マルフ元サンパウロ市長(PP=進歩党)は十一日、ブラジリアでの同党国会議員らとの会議後、サンパウロ市長に立候補することを明らかにした。フォーリャ紙によれば、十七日にサンパウロ市長候補として正式発表するもよう。十日にはブラジル社会民主党(PSDB)のジョゼ・セーラ元保健相も立候補しており、これで主要候補者三人が決定したことになる。
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 散弾銃で武装した十一歳の少年二人と十三歳、十四歳、十六歳の少年三人が十日夜、サンパウロ州リベイロン・プレット市周辺地域にあるアイスクリーム屋に押し入り、お菓子、ジュース、現金を盗んだ。少年グループは犯行の数分後、現場近くでチョコレートを食べているところを軍警に補導され、事情聴衆後、家族に引き渡された。児童青年憲章では十二歳以上の未成年者が処罰の対象となる。
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 マット・グロッソ・ド・スル州市警国境担当課は十日夜、ボリビア国境近くの国道二六二号線で六キロのコカインを詰め込んだパイナップル六個を押収し、ペルー人女性、ボリビア人女性の二人を逮捕した。二人はバスでサンパウロ市に向かう途中だった。コカインは四百九十三個のカプセルに分けられ、隠されていた。
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 ウンベルト・コスタ保健相は十二日、ブラジルのハンセン病患者が一万人当たり三・八八人と意外に多いことで、国際社会に対し不名誉であると述べた。〇五年までにハンセン病撲滅を目標とする世界保健機構(WHO)のキャンペーンに呼応して、ブラジルでの同運動の旗揚げ式が十二日に行われた。