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サンパウロ州立病院スト入り=来院者の20-40%のみ応対

5月12日(水)

 【アゴーラ紙十一日】サンパウロ州立病院四十七カ所のうち二十九カ所の職員が三〇%のベアを要求して十日、無期限ストに入った。要求事項は、さらに公務員試験を経ない臨時要員やインターンの採用中止、勤務時間を現行の四十時間から三十時間に縮小となっている。
 ブリガデイロ病院など八カ所は、来院者の二〇%に当たる急患のみを応対。グアイアナゼス病院などその他は、救急患者を含めた四〇%のみを応対。職員は労組の指示に従い、急患以外はスト終了後の診察に回すとして患者を帰らせた。
 州政府は、人件費を州歳入の四八%以内に押さえる財政法を盾にベアの要求を拒否。病院職員の公務員試験は〇三年九月に二十万五千人が受験し、合格者が待機している。公立病院の勤務時間縮小は、一般庶民の患者応対に支障を来すとして州政府は拒否した。

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