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東西南北

5月5日(水)

  ミナス州サンタ・バルバラ市のカラサ公園で二日午後川に飛び込み、行方不明となっていた男性二人(二六、三一)が三日朝、遺体となって消防隊員に発見された。二人はベロ・オリゾンテ市から来た観光客九人のメンバーで、襲ってきた蜜蜂の大群から逃れるため川に飛び込んだ。遺体には蜂に刺された後が残っていたが、二人の死因はまだ正式に確認されていない。
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 リオ市イパネーマ海岸で二日午後、約六十人がマリファナ(大麻)使用の自由化を訴えるデモ行進に参加した。二年前の第一回目の時には約五百人が行進したが、それと比べて今回の参加者数は非常に少ない。「マリファナ使用者が麻薬組織へ金を払っていると思われているから。でも、それはマクドナルドの消費者がイラク戦争とテロ行為を融資していると言うのと同じ」と、マリファナ使用に賛成する心理士は説明している。
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 サンパウロ市の二十六人を含む全国の同性愛者百人は、ブラジルで差別を受けているとして米政府へ亡命願いを提出し、受理された。さらに五十人の同性愛者が亡命願いを申請している。米国への亡命願いは、アジラム・リサーチ協会のニューヨーク支部が手続きを行っている。同性愛者のネリさんが二〇〇〇年、スキンヘッドに殺害されてから、同性愛者の亡命願いが急増した。
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 米国の保健当局は四月二十九日、ポルノ女優がエイズに感染したことを確認した。この女優は、最近エイズ感染が判明して世間を驚かせたばかりの、米国で有名な男優ダーレン・ジェイムズと仕事をしていた。彼は今年三月、サンパウロ市で若いブラジル人女優と撮影を行っており、医師はこの女優から感染したとみて、エイズの感染ルートを追跡調査するようブラジルの保健当局に連絡した。