5月4日(水)
ミナス州バルバセーナ市で一日、同市恒例の祭りで花火が地上で爆発する事故があり、四十九人が負傷した。二日の時点では十五人が火傷で入院しており、うち三人は重体だという。打ち上げられた花火が上空で爆発せず、屋台が建ち並んでいた場所に落下し爆発した。祭りの開催者らは、同市の許可なしで花火を打ち上げたもよう。
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年金の見直し訴訟の対象は、九四年から九七年分の価値修正(URV)だけでなく他にもある。九一年から九五年と九五年以降の遺族年金修正分差額。九五年までの労働障害年金の修正分差額。危険労働勤務者の受給開始年の繰り上げと差額分の受領。二十最賃で掛け金を収め、十最賃の年金を受領している場合。八七年九月から九八年十月の価値修正率変更による差額など。
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道路警察官が三十日朝、サンパウロ州のカンピーナス市とモジ・ミリン市を結ぶ道路上で強盗らに稲妻誘拐された。警官は路上で発見された遺体を確認中、写真フィルムを積んだトレーラーを襲っていた強盗らを見つけ、無線で警察署に通報。警官に気づいた強盗らは、警官を自分たちの車に押し込み、警官の車に機銃を浴びせて現場を離れた。警官は銃を奪われ、カンピーナス市で解放された。
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リオ市での麻薬戦争、アマゾン先住民による侵入者虐殺、巨額の対外債務―。世相を反映し、暗いニュースばかりが伝えられるブラジルだが、ルーラ大統領は四月二十九日に開かれた観光会議で、「ブラジル旅行を計画している外国人が、テレビでわが国の暴力シーンばかり見せられれば、『ちょっと待てよ』ということになってしまう」と指摘。「個人のイメージを尊重するのと同様、国のイメージも大切に扱ってほしい」と述べ、テレビをはじめとするメディアに、もっと明るい話題を取り上げるよう訴えた。(時事)