「ブラジルでは最富裕の五千家族(全家族の〇・〇〇一%)が、国内の全財産の四五・九%を所有している」との調査結果がある。彼らが事実上、政治・経済を牛耳る。
八〇~九〇年代の経済混乱期に、金持ちはさらに豊かに、中産階級は没落し、貧乏人はさらに貧しくという傾向が助長された。富裕者の収入源泉は勤労や生産ではなく、金融(株など)に依存しているとも。
三代払えばただの平民と揶揄される日本の高額な相続税だが、よくぞそんな金持ちに不都合な法律が成立したものだと思う。そんな法律さえなければ、世界長者番付にもっと日本人名が並ぶという意見もあるが、庶民には「平等な法律」だ。
さて、富裕な五千家族中、ポルトガル系、独系、伊系、ユダヤ系らに混じって、どれだけ日系がいるだろう? (深)
04/04/28