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社会保険院スト拡大=サンパウロ州で26カ所が閉鎖される

4月24日(土)

 【アゴーラ紙二十三日】十三日に始まったINSS(国立社会保険院)の職員ストが二十二日、サンパウロ州の事務所二十六カ所に拡大した。
 サンパウロ市では二十二日、二十七カ所のうち十五カ所の事務所が閉鎖。サンパウロ州地方部にある百二十一カ所の事務所では、十一カ所が閉鎖され、七カ所が一部閉鎖中という。ストについての情報は、電話(〇八〇〇・七八〇一九一九、午前七時から午後七時まで)またはインターネット(www.mps.gov.br)で確認できる。
 サンパウロ市南部サントアマーロ区のINSS事務所前では、ストの実施を伝えた垂れ幕がかけられていたにもかかわらず、百人以上が朝から列を成した。朝八時ごろ軍警が到着。列を解消しようと試みて、午前三時から並んでいた列の先頭の人たちと小競り合いを起した。
 ストで閉鎖した事務所は、全国で全事務所の三〇%に達しており、その多くはサンパウロ、ミナス・ジェライス、リオデジャネイロ、リオ・グランデ・ド・スル、バイーアの各州に集中している。アミール・ランド社会保障相は二十三日、ストの打開を目指し、同職員組合代表と会合を持つ予定。