4月23日(金)
パウメイラスが二年ぶりの一部復帰――。サッカーブラジル選手権が二十一日、開幕した。二年ぶりの一部リーグとなるパウメイラスは本拠地ながら〇対〇で引き分けた。また、今季初旬の低迷ぶりから今季は二部落ちの声も上がるコリンチアンスはポンチ・プレッタに二対三で破れる最悪のスタートとなった。
悪夢の二部落ちから二年。待望の一部復帰を果たしたパウメイラスはサンパウロ市パルケ・アンタルチカ競技場でアトレチコ・ミネイロを迎え撃った。パウメイラスは、司令塔ペドリーニョを中心に何度か決定機を作りだしたが、決め手を欠き無得点。GKマルコスの好セーブがなければ、負けていた展開だった。
サンパウロ州選手権であわや二部落ちの醜態を見せ付け、「史上最弱」とも揶揄されるコリンチアンスは敵地でポンチ・プレッタと対戦。強豪とは言えないポンチに常に先行される苦しい展開のコリンチアンスは、一対三でリードを許した後半四十一分にPKで二点目を挙げ、一点差に詰め寄ったがこのまま試合終了。早くも行く手に暗雲が漂った。
優勝候補に挙げられるサンパウロは二十二日、アトレチコ・パラナエンセと対戦する。
ブラジル選手権は二十四チームが十二月まで、ホームアンドアウエー形式の総当たりで覇を競う。上位四チームは来年のリベルタドーレス杯に出場する。