4月21日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十日】今年に入って続いてきた好成績とは逆に、四月第三週目の貿易収支は輸出額が第二週目までの一日平均輸出額の二三%、輸入額が同一二・四%の減少を示した。
フルラン開発相の試算では、今回の貿易収支で輸出が五億ドル、輸入が一億七千万ドル減少、つまり貿易黒字が三億三千万ドル減少したことを意味する。減少理由の一つとして、同相は連邦国税局の税関職員のストを挙げている。
同相によると、同職員のストは半導体など戦略的に重要な分野への投資促進、貿易や他の経済分野に与えるインパクトを考慮すると、経済政策審議会で取り上げられるべき問題だという。また、港、空港によって減少に差が見られ、サントス港は十三日に前日比で三一・八%輸出量が減少、パラナグア港では七二%、リオ港では八五%減少した。
今回の輸出入額減少にもかかわらず、貿易収支は第三週目が二億四千二百万ドル、四月が八億千八百万ドル、年間で六十九億八千八百ドルの黒字を維持した。四月の輸出は大豆、鉄鉱石などの一次産品が前年同月比で九・五%減少したが、航空機、自動車部品、エンジンなどの販売増で工業製品の輸出は一七・二%増加した。