4月21日(水)
鳥取県の小学校教諭、谷口太郎さん(三一)が、サンパウロ市から約六百キロ離れたミランドポリス郡鳥取村の日本語学校で教鞭を取るため、十九日来伯した。県の派遣で任期は二年。あいさつに来社した谷口さんは「子どもたちと一緒に体を動かし、楽しく学んでもらえるよう努めたい」と張り切る。
村は二四年に建設。現在、日系三十四家族が住んでおり、全員が農業関係に従事する。日本語学校には二歳から十六歳までの生徒三十四人が学ぶ。
日本語学校には二年おきに県から教師が派遣されており、谷口さんが七代目。
「鳥取村については、前任者から自然に恵まれ、のどかで平和な場所と聞いている。今年一月に以前勤務していた先の校長から話があり、めったに経験できないチャンスと飛びついた」
「子供たちに日本文化や日本語に興味をもって貰えるよう精一杯がんばりたい」と抱負を語る。