コラム ALIGN=”MIDDLE” BORDER=”0″>
JUDOCA(柔道家)、TATAME(畳)――日本語がそのままポルトガル語になっていることからも分かるように、ブラジル柔道界は日本移民が育ててきた。
今夏のアテネ五輪でもメダル獲得が期待される競技の一つだ。
残念なのは、有力選手の大半を非日系が占めること。すでに確定しているヴァニア石井に加え、可能性があるのはファビアーネ福田の女性二名に留まる。ヴァニアの父で元銅メダリストの石井千秋さんは「出稼ぎによる空洞化で、男子選手がいなくなった」と嘆く。
一方、韓国系で代表の可能性があるアレッシャンドレ・リーには、韓国コロニアを挙げての支援が集まっているという。
近年、本家の日本に急迫を見せる韓国の勢いは、ブラジルでも同様のようだ。 (記)
04/04/16