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私大の奨学生、倍増=税制恩典制度が功を奏す
4月13日(火)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十二日】税制恩典を享受して福祉団体の認可を得た私立大が、奨学制度による生徒を受け入れたため私大の大学生が倍増した。税制恩典による私立大の免税総額は年間、八億三千九百七十万レアルとなる。内訳は社会保険院負担金(INSS)が、六億三千四百万レアル。所得税が二億五百七十万レアル。
ルーラ大統領は十三日、私立大への税制恩典をさらに拡大して、八万人の苦学生を受け入れる法令を公布する。私立大への税制恩典は、さらにPIS(社会統合基金)、Cofins(保険融資納付金)、法人税、CSLL(純益に対する納付金)なども免除する予定だ。これでその他私立大も、税制恩典を受けて全面的に苦学生を受け入れるものとみられる。
福祉団体の認可条件として、全学生の一〇%を苦学生とし授業料免除を義務つけていた。これからは私立大の授業料総収入の二〇%を、苦学生の授業料として換算することを義務つけられる。苦学生は、世帯の収入が一・五最低賃金以下の家庭の子弟と規定された。
苦学生の枠には、黒人や原住民も入る。
教育省の計算では、苦学生の授業料免除により私大側の授業料は、二五%の割高になる。教育省は昨年、義務を怠った私大の福祉認可を取り消そうとしたが、裁判で敗訴となった。教育省は、大学の経理で改革を実施した。統計によれば福祉団体の認可を受けた大学の学生は百万人いて、私立大の学生総数の半数に上る。