4月7日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二日】「高価格の敵ナンバー1」がモットーの電化製品店『G・アロンソン』のギルシュツ・アロンソン社長(八七)が一日、トラック強盗などで盗まれた電子レンジ四百一個を購入した疑いで、市警組織犯罪捜査課(DEIC)に摘発された。
アロンソン氏が購入した電子レンジは『エレトロルックス』社が製造したもので、マレシャル・ロンドン自動車道で二月二十五日に三人のトラック強盗が盗んだロットの一部。
ブラジルの〃電化製品王〃と呼ばれるアロンソン氏は、「盗難品だとは知らなかった。盗難品が五月までの先付小切手で購入できるとは思わないだろう。わたしは騙されたのだ」と説明している。
同氏は、盗難品の領収書を発行した会社が二年前に倒産した幽霊会社だったとは知らなかったという。警察側は、「どこの商品を購入しているか、しっかりチェックする義務がある」と言明している。
『G・アロンソン』は九八年から九九年の年の変わり目に倒産したため、同氏は経営のたてなおしに励んでいたという。