コラム ALIGN=”MIDDLE” BORDER=”0″>
巨大ビルが建設されたら、どう日系社会が活性化するのか。百周年臨時総会の説明を聞いても、さっぱり分らなかった。「コチア、南銀なき後、日系人が誇れるものを作らなくては」とか、美辞麗句は次々にでてくる。
コチアは最初から立派な建物に入っていたのか。組合員の地道な努力と支援があり、その組合員が必要としたからこそ、結果として、みんなが誇る立派な本部が建ったのではないか。本末転倒してはいけない。
バブル期の日本の田舎には、立派な文化施設が林立したが、バブル崩壊後は閑古鳥が鳴き、運営費を工面するのにも一苦労と聞く。上原幸啓祭典協会理事長はいみじくも閉会の辞で述べた。「箱は所詮、箱。大切なのは中身です。これから考えましょう」と。なら最初から中身のある案を選んで欲しかった。(深)
04/04/07