4月1日(木)
【エスタード・デ・サンパウロ紙三十一日】リオ州ガンボア市で三十日早朝、サンシウヴェストレ・バス会社事務所を、軍警の防弾チョッキを着用し目抜き帽を被って武装した四十人の賊が襲った。
一味は職員百十人を二時間半、トイレに閉じ込め携帯電話を取り上げた。電源と電話線も切断した。現金四十万レアルと乗車券六万五千レアルを略奪。全てのガラスを割りソファを裂き建物を破損して回った。台所からは、飲み物やタバコを持ち去った。
盗まれた現金は保険がなく、千二十人の従業員に給料を支払うためのものであった。一味はカーニバルのころから、下見など準備をしていたようだ。軍警本部の話では、賊はバス会社の周囲で集めたグループで、土地勘にも通じていた。