4月1日(木)
「ブラジル日本移民百周年を考える会」(事務局=石田光正)が第二次募集に提出した。サンパウロ市内で交通の便の良い三万平米の土地に、南米一の高層ビル(四十五階建て)を建設する計画。
文化商業複合ビルで、総領事館、国際交流基金、JICA、日本庭園、多目的ホール、文化センター、技術トレーニングセンター、研究開発センター、移民史料館、県連、会議所、日系企業、ベンチャー企業、ホテル、ショッピング、放送局などに入居、もしくは購入してもらう。
「見積もり取ったら百億円かかると言われました」と石田さん。締め切りギリギリの三月十五日に祭典協会に届いたファックス(一枚)には、「具体的提案は現在作成中。近日中にプロジェクトの推進理念、高層図、予算、納期などの書類を提出予定」と書き添えてある。
日系地場企業家や日系商社などのメンバーが寄り集まって、現在まとめている最中で、事業主体や資金調達方法などの詳細は未定。
【プラッサの声】たまたまリベルダーデ広場で待合わせていた、第二アリアンサ在住の中尾秀隆さん(二世、七三)は、「僕らインテリオール(地方)だから関係ないです」とのこと。匿名希望の八十歳男性(熊本、リベルダーデ在住)は「そん時まで(寿命が)間に合わんかもしれんな。事業への寄付? お金のことは子供に相談しないと分らんね」。