3月24日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十三日】サンパウロ州内の市長六十人以上が選挙法違反、汚職、背任行為が理由で罷免または政治的権利を剥奪される恐れがある。エスタード紙が調査したところ、すでに二十人以上の市長が罷免されたことが明らかとなった。
市長が罷免された市は、ポプリーナ、ペレイラ・バレット、カンピーナ・ド・モンテ・アレグレ、カジャマール、イタオーカ、ウバラーナ。罷免されたが司法判断で市長が復職した市は、タラバイ、テオドロ・サンパイオ、バウルー、ピエダーデ。罷免手続きの最中にある市はプレジデンテ・エピターシオ、コチーア。ウバラーナ市では三年間に市長が五人も交代した。
選挙法違反では、過去三年間に八人の市長が罷免され、三十二人が罷免要求に対して闘いを続けている。財政責任法(LRF)に違反した場合、議会または市民の誰でもが市長に対して離職を請求できる。コスタ・バウルー市長は昨年九月、学校給食の不正購買の疑いで市議たちにより罷免された。
市長選を十月に控え、政治的争いを理由とした告発も行われている。「市長たちは特に選挙法とLRFに注意する必要がある」とサンパウロ州市長協会(APM)会長でもあるジグリーオ・オザスコ市長は述べた。