3月23日(火)
【エスタード・デ・サンパウロ紙】ブラジル政府は〇一五年までに出産時や出産後の母親の死亡率を七五%減らしたい考えだ。
コスタ保健相は「妊婦が病院での診療を求めてまる一日、あるいは二日もうろつかなければいけない現実は受け入れ難い」と、各市や市民団体とが協調して目標到達をめざす同計画に賛意を表明した。また、出産後の最初の一週間に母子に特別なケアを行うプログラムの策定を発表した。
保健省によると、ブラジルでは十万人に七十四・五人の割合で妊娠中や出産時・出産後の問題が理由で母親が死亡するという。世界保健機関の基準では十万人中二十人までが許容範囲とされている。