経済活性化し雇用創出を=PT党首積極策を要求=財界代表にも協力要請=党の「存在理由」主張
3月12日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十一日】ジェノイノPT党首は十日、パロッシ財務相と会談、「党は盲腸ではない。経済政策にプラス・アルファーが欲しい」と催促した。党の要求は変革や批判ではなく経済情勢を憂慮し、雇用創出と経済活性化を優先する果敢な対策を求めたものとした。十一日ルーラ大統領を囲んで開催される経済開発審議会に出席する財界代表にも、雇用創出に向けた努力を要求したと同党首は言明した。
大統領府は、ジニス氏の不祥事で動揺していた。その状況下で五日、発表された経済政策の見直しを要求する党声明は時宜を得ないとして不快感で迎えられた。党首の党政府間仲介役で、党声明が政府への批判合唱にならないよう財務相は配慮を要請した。
同党首は、党は政府の盲腸ではなく背骨であり、神経は非常に敏感だと述べた。党と政府は、運命共同体だが政治手法は異なる。地方選挙が行われる二〇〇四年、経済成長が遅々として進まないのは遺憾だと警告。
党は不満を看過しないし固辞もしないとした。党が調査したところ、失業対策不在と治安の不備で政府支持率が落ち込んでいることを党は指摘した。
パロッシ財務相の政治力に期待し圧力も期限も設定しないが、もっと能率的で積極的な経済政策を望むとした。党首は八日、財界代表や産業開発院(IEDI)の役員と会合し、十一日の審議会へ下準備を行った。同会合に出席した経済開発局のワグネル長官は審議会のテーマは工業振興だが、議論はマクロ政策に言及してよいから忌憚ない意見を述べるよう要請した。
財務相は、党に感情的な部分があると述べた。党覚書によれば、基本金利一六・五%に引き下げ圧力を要請。経済政策のネックを、ジニス危機と命名している。経済成長率のマイナス〇・二%発表が、ジニス事件で揺れるときと合致したため政府にとってダブル・パンチであっただけという。
財務省は、二〇〇四年第一・四半期の国内総生産(GDP)を注視している。回復の兆候が認められれば、経済政策は的を射ているとみている。