3月12日(金)
サンパウロ市在住の退役軍人(三五、伍長)が八日、実の娘(一二)を暴行した容疑で逮捕された。娘は九歳のときから暴行されていたと同日、第四十九警察に訴え出た。同日午後、実父に暴行されたことで告訴を決心した。現場を十一歳の弟が目撃している。母親は知らなかったという。一家は最近、クリチーバ市からサンパウロ市に引っ越してきた。娘はクリチーバにいたころから、父親に暴行されていたと証言している。
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司法当局は九日、大サンパウロ市圏ビリチーバ・ミリンとパライチンガの貯水池の貯水量を増やすため、樹木の伐採を認めた。これにより一年後、アウト・チエテー複合貯水池の水の生産量は毎秒四千リットルに上がり、百万人に配水することが可能になる。生物学者は、生物多様性に悪影響を及ぼすと警告している。
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リベイロン・プレット市にある児童保護担当の検察は八日、エイズウイルスの混入した血液を輸血した容疑でサンパウロ大学のクリニカス病院を起訴した。〇二年九月、イアラ・サントスちゃんがエイズに感染して死亡した。検察は病院に対し、賠償金五百最低給料(十二万レアル)以上を児童・青年相談所に支払うよう求めている。
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大サンパウロ市圏グアルーリョス市郊外の井戸で六日、人骨が見つかった。警察によれば、井戸の深さは十三メートルあり、底に頭蓋骨、大腿骨、腕の骨があったが身元は不明。同じ場所で、自動車強盗の被害者三人の遺体が見つかっている。この件では容疑者二人が逮捕されている。