3月11日(木)
バングー1刑務所の警備担当部長が八日、免職された。名前は明らかにされていないが、免職処分は四日に起きた同刑務所のワグネル・V・ロッシャ副所長射殺事件とかかわりがあるとされる(本紙六日付二面)。二人は麻薬密売人の脱走を助けた容疑で捜査される。リオ公安局によれば、同部長とロッシャ副所長は、バングー1刑務所から麻薬密売人たちを脱走させるために各五百万レアルで契約したとされる。
◎
連警はダイヤモンドを不正に購入した容疑で八日、ロンドニア州とサンパウロ州で十五人を逮捕した。容疑者らはロンドニア州のインジオ保護区で許可なく採掘されたダイヤモンドを購入したとされる。容疑者の中には連警、国立農業改革院(INCRA)職員、企業家が含まれ、資金洗浄の容疑で米国で逮捕された経歴を持つ者もいる。連警ロンドニア本部長は、犯罪防止のため該当するインジオの酋長の仮逮捕令状を請求している。
◎
大サンパウロ市圏に給水するカンタレイラ複合貯水池の水量が八日、規定値の一七%に達した。昨年同日は五〇%だった。サンパウロ州水道局は、今月末までに四〇%に達しなければ、乾期に節水すると警告している。水道局は四百万レアルを投じて水の消費を二五%抑えようとしているが、一〇%にしか至っていない。
◎
ペルナンブーコ州グラヴァター市で六日、打楽器奏者(二二)が二人組に射殺された。奏者はスウェーデン人女性(二一)とともに音楽ホールの近くにいた。奏者は頭に四発被弾し、女性も腹部を撃たれた。二人組は逮捕されたが、強盗か復しゅうか動機は不明。女性は文化交流のため同州に五カ月滞在し、十五日に帰国する予定だった。