全国で犯罪撲滅作戦展開=連警が計29人逮捕=燃料、保険、金融分野を捜査
3月 6日(土)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙五日】連邦警察は二日間にわたって、燃料マフィア、社会保障マフィア、銀行強盗などの分野で暗躍する犯罪組織の撲滅を目的とした作戦を繰り広げた。少なくとも三つの撲滅作戦によって計二十九人が逮捕されている。
最も反響を巻き起こしたのは燃料マフィア撲滅作戦である。リオデジャネイロ州カンポス市で四日、警官や官庁の取締官などを含む十五人が拘束された。
拘束者は、石油庁(ANP)リオ州本部のカルロス・A・ホルスマン取締官や、同マフィアのリーダー格とされるシェバベ石油供給会社のアントニオ・C・シェバベ社長、リオ州国税庁の取締官、連邦道路警察の警官二人、シェバベ氏の娘夫婦などである。
連警によると、マフィアの収益は月に三百六十万レアルに及び、毎月約三千万立方メートル分の燃料を売っていた。これは、ガソリンスタンド二百三十カ所を満タンにさせる量に匹敵する。
燃料マフィアは、商品流通サービス税(ICMS)が低い(七%)エスピリト・サント州の燃料をICMSが高い(一八%)サンパウロ州へ運び、販売していた。脱税のほか、汚職、資金洗浄、組織形成の容疑もかけられている。マフィアの収益は、サフラ銀行から国外へ送金されていた。
連警は、リオ、サンパウロ(サンパウロ州)、ミナス・ジェライス、エスピリト・サント、バイア、マット・グロッソ・ド・スルの六州で、百八十人の警官を動員し、六カ月間にわたるマフィアの捜査を進めてきた。少なくともリオ州、バイア州、エスピリト・サント州の三州で同マフィアの下部組織が不当な活動をしていたことも、捜査の結果判明している。
二つ目の作戦は社会保障マフィアの撲滅作戦で、連警は四日午前、ペルナンブーコ州で七人の容疑者を逮捕した。容疑者らは、事業家二人、年金生活者二人(うち一人は七十一歳の男性)、会計士一人、国立社会保険院(INSS)の業務担当者二人である。
今回の作戦は、二〇〇三年五月に設置された同州の連警、INSS、検察庁、連邦裁判所による共同捜査班が、保険料約三千万レアルの横領が報告された大レシフェ圏パウリスタ市を中心に捜査してきた成果である。
社会保障マフィアは、INSSの被保険者登録に、偽の被保険者を登録し、不正な保険料を騙し取っていた。この作戦で、少なくとも二百万レアルを横領したバイア州の犯罪組織も摘発している。
三つ目は銀行強盗組織撲滅作戦。ゴイアス州クリスタリーナ市(ブラジリアの近く)で三日、男六人と女一人の計七人の容疑者を逮捕した。容疑者らは、ミナス州ウナイー市で一月二十八日に起きた労働省取締官三人と運転手一人の殺害事件に関与している可能性がある。