3月 3日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二日】上院で一日、ビンゴCPI(議員調査委員会)の設置案に必要数を六票上回る三十三賛成票が投じられた。このうち七票は、与党PT所属の上議が投じたものであった。ビンゴCPIを皮切りに、政治危機へ発展することを政府は恐れている。
サルネイ上院議長はPMDBを代表して、CPI設置の阻止を根回ししていた。上院議長の阻止努力にもかかわらず、PT上議造反のために工作は失敗した。PTは綱紀粛正のために造反した七上議の賛成票を取り消し、党内の意見を統一するように、議長が激しく叱咤した。
七上議の賛成票を取り消せば、可決に一票不足するとして設置案を葬る考え。
ボルンハウセンPFL党首は、不祥事が確固とした事実として事態の解明は当然だと述べた。元副委員長の更迭で一件落着では国民が納得しないし、問題の解決にならないとした。
政治危機を醸成するのでも、大統領を弾劾するのでもない。政府と賭博業者との関係は知る必要があるだけと同党首は釘を差した。