3月 3日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二日】リオデジャネイロ市のセーザル・マイア市長(PFL=自由戦線党)はこのほど、市立および私立の幼稚園と初等学校、そして市の保健施設などの門から二百メートル周辺に、タバコやアルコール飲料、食料などの広告を張ることを禁じる市条例を発効した。また、市の公共施設ビル内や、官庁の門から百メートル未満の範囲での広告も禁止とされる。
マイア市長は、「病気の予防とクオリティー・オブ・ライフ(QOL)の改善」が同条例の目的だと説明する。同市長は二〇〇二年、市立校周辺でホットドッグや炭酸飲料などファーストフード的な商品の販売も禁止した。
ブラジル広告代理業者協会(ABAP)リオ州支部のカイオ・ヴァーリ氏は、この市条例によって、アウトドアなどの広告媒体を利用する広告市場に大きな影響が出ると予測している。リオ市市立校は千四十四校に及ぶ。「そのうち市長は学校の近くを通る循環バスにも広告を禁止すると言い出すだろう」と批判した。