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「死刑に賛成」は5割=犯罪防止には失業、教育対策

3月 2日(火)

  【フォーリャ・デ・サンパウロ紙】死刑に賛成するブラジル国民の割合は五〇%で、過去数年間ほとんど変化しなかったことが、ダッタ・フォーリャの調査で判明した。
 昨年十二月に実施された同調査で、「死刑に賛成」と答えた人は全体の五〇%、「反対」四三%、「関心がない」三%、無回答は四%だった。賛成の割合は〇三年三月に四九%、〇二年二月に五一%、〇〇年一月に四八%だった。
 調査対象者の六九%が、死刑制度の採用は国民投票で、二三%が議会の表決で決定されるべきと答えた。
 犯罪防止策についての質問に対しては、六四%が「失業対策と教育の質向上を優先すべき」と答え、この割合は〇二年九月の五八%から上昇した。一方、「よく訓練された警官の増員を優先すべき」と答えた人は三二%で、前回調査の三八%と比べ、低下した。
 失業、教育対策の優先に賛成したのは大卒、月収が二千四百レアル以上の回答者が多数で、警官増員を優先した人は中卒、低所得者に多かった。