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バス転落し42人死亡=セアラー州=密閉式窓で犠牲者拡大
2月24日(火)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十三日】フォルタレーザ市からサルバドール市に向かっていたバスが二十一日午前四時、バーロ市の国道一一六号線で、堤防上からダム湖に転落して水没、乗客、運転手四十二人全員が死亡した。
連邦道路警察パトロール隊によると、転落前にバスは反対車線に侵入していたという。詳しい事故原因は現在も調査中。
バスは約六メートルの深さに沈んだため、救出作業は難航、事故当日の午後まで開始されなかった。同日夜にいったん中断された救出作業は、二十二日の午前中いっぱい続いた。バスはエアコンを装備したエグゼクティブタイプで、窓が密閉式のため、乗客の脱出は困難だった。
バス会社の広報部は死亡者を確認後、乗客リストを公表。犠牲者の大半はセアラー州出身だった。外国人一人も犠牲者となったが、外交上の理由から名前は公表されていない。